心臓外科の診察
自動受付機から診察券と受付表がでてくる。
[受付時間11:00 心臓外科 診察]
心臓外科かぁー(ノД`)・゜・。 なんか感じが違う、、、。受付表が重い。
待合の様子は、やはり高齢な方が多い。47歳で心臓病は稀なのかなぁ。
診察室を見まわすと、心臓外科と心臓血管外科があるんだぁ。何が違うんだろう。
11:00が過ぎた 診察を待っている患者さんは多いので時間どおりには診察にならない。スマホを眺めているが、「心臓弁膜症手術」を検索している。
こんなユーチューブを見て、
【心臓外科医が教える】 心臓弁膜症の手術と病院の選び方 - YouTube
実績のある先生に執刀してもらいたいけど、有名な先生って首都園まで通院するようだし、まず、その先生が一個人を執刀してもらえるのかが疑問😩
そろそろ、先生に聞くことを頭の中で整理をはじめる(´・・`)
しかし、初診察で心臓外科の先生から何を言われるか。やばい、やばい。
「アキトさん」看護師さんから呼ばれる、待合で酸素濃度の測定をする。
「98% いいですね。苦しいとかないですか」
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「アキトさん 3番へどうぞお入りください」
青い衣を着た、体格のよいU先生が、デスクトップでわたしのいままの診察経緯を見ているようでした。
「アキトさんね」
初対面の印象は穏やかな先生だった。この先生が心臓外科?!
心臓外科の先生は堅固なイメージを勝手に想像をしていましたが、ちょっと、イメージとは違っていた感じがしました。
「循環器内科T先生からの紹介ですね」
心臓外科のU先生は、循環器内科T先生と同じK大学病院の先生です。
10月の心臓カテーテル検査を含め、いままでの診察結果をU先生が見ている。
「息が苦しくなったりない。心臓がドキドキって感じることない?」
聴診器をわたしの胸に当てる。
「聞いてみるかい?」
「はい」
ドキッザー、ドキッザー、ドキッザー、
わたしに、聴診器でわたしの心臓の鼓動を聞かせてくれました。
「わかる? ドキってあとにザーって音聞こえるでしょ。これが漏れている音」
本当に、わたしでもはっきり分かる。ザーって聞こえる。漏れている(;゚Д゚)
「心臓弁膜症で僧帽弁閉鎖不全症・・・・・・」
U先生は、医学的治療的にわたしの症状を説明してくれました。
「アキトさんね。検査の結果、逆流が重症度レベルですね。」
「息切れ、動悸などの症状は無し。」
血液の検査結果、レントゲン画像を見ながら、
「肝臓の数字が基準値より高いけど、これはお酒でしょ。まぁ、この程度の数字なら。貧血、コレステロール、、、、。」
「心臓の大きさは、、、、不整脈は無し」
「今、薬飲んでいなんだよね」
はい
「アキトさんね」
「今の医学的では、僧帽弁閉鎖不全症で逆流が重症度であれば手術適合になるんですよ」
「昔は、症状とか心臓が大きさで術適応の判断をしましたけど」
「症状がでる前に手術をやった方が、術後の経過が良いんですよ。この後、いつ症状がでてくるかわからないでしょ」
はい
「まぁ、手術となると家のこととか、仕事とか費用とかね。決めなくちゃいけないことはあるんだけど」
聞くんだ!言うんだ!
『どこの病院で手術をしてもらうか決めていないです。悩んでいるんです』
これを言わないと心臓外科の先生に会った意味がないので、言えたー(^^)v
「アキトさんの今の症状ではうちの病院でも出来ますよ。この病院でも木曜日が手術日になるんだけど、毎週やっていますよ」
「手術する前にいろいろ検査が必要なんだけど、」
ロボット手術であれば、ニューハートワタナベ国際病院(千葉) 渡邊剛先生。
U先生も同じ病院で医師をやっていたことがありまして、学会とかでも会っています。
国際医療福祉大学三田病院(東京) 高梨秀一郎先生。手術の実勢が多いので、経験が豊富な先生です。月一回程度でお会いしてますよ。
「まぁ、心臓外科ってこんなところだから」
「東京とか千葉とかだと行くことが大変だけど、ちょっと旅行に行ってくる気分でやることはできる」
「アキトさんが希望した病院・先生を紹介しますよ」
いままで、手術となった場合にどこの病院・どこの先生にお願いしたら良いのか。さんざん悩んで、ネットで検索して、答えが出せなくて。
道が見えた感じがした。
決まってはいませんけど、ひとりで悩む必要が無くなった気持ちになりました。
心臓外科の先生って! 心臓外科先生の間で繋がりがあった。
しかも、それなりに名を聞く先生もその繋がりの中のひとりであった。
U先生、循環器内科T先生に「心臓外科の先生の話を一度聞いておいて」って感じだったんですけど、このあとの診察はどうなるですか?」
「じゃ、このあとはどうしよう。薬も飲んでいないようですし、循環器内科にもどってもあれだから、心臓外科、私の方で診察をすすめましょう」
「次は3か月後、年明け1月に診察にきてください。心臓超音波検査をやって経過観察をします」
この日から、診察が心臓外科になりました。心臓を手術するということが、少しずつ進んでいました。 2022年10月